【2025年最新版】「iPhoneを探す」をオフにできない原因と解決方法まとめ

iPhoneの機種変更や修理、下取りを考えた際、必須となるのが「iPhoneを探す」機能のオフ設定です。

しかし、「設定画面がグレーアウトして押せない」「何度パスワードを入れてもエラーになる」「そもそも項目が見つからない」といった予期せぬトラブルに見舞われ、途方に暮れてしまった経験はありませんか。

特に、iOS 17.3以降に導入された「盗難デバイスの保護」機能が、新たな原因として浮上しており、これまでの常識が通用しないケースも増えています。

この記事では、「iPhoneを探す」をオフにできない様々な原因を深掘りし、それぞれの状況に応じた具体的な対処法を網羅的に解説します。

SIMカードがない端末での操作方法、強制的に解除する際の注意点、iCloudや専門ツールを利用する方法、さらには下取り後にオフにし忘れた場合のリカバリー策まで、あらゆる疑問にお答えします。

この記事を最後まで読めば、あなたが直面している問題の根本原因を特定し、最適な解決策を見つけ出すことができるはずです。

  • iPhoneを探すをオフにできない代表的な原因とその背景
  • 新機能「盗難デバイスの保護」が設定変更に与える影響と具体的な仕様
  • SIMなし、圏外、海外など特殊な状況下での具体的な対処ステップ
  • iCloudを利用した安全な遠隔解除方法と、専門ツールが持つリスクの詳細
目次

✅ 先に結論!よくある質問Q&A

Q1. iPhoneを探すがオフにできないのはなぜ?

A. 主な原因は以下の通りです。

  • スクリーンタイム制限で設定がロックされている
  • iOS 17.3以降の盗難デバイス保護が有効
  • ネットワークが不安定/オフライン
  • SIMなしでWi-Fi未接続
  • 会社や学校のMDM管理端末
  • Apple IDやパスワードの入力ミス/失念

Q2. 今すぐできる解決方法は?

A. まずは以下をチェックしてください。

  • スクリーンタイムで「アカウント変更」を許可に設定
  • よく知っている場所(自宅・職場)で操作/必要に応じて盗難デバイス保護を一時オフ
  • Wi-Fi/モバイル通信を安定させ、再試行
  • Apple ID/パスワードの再確認(必要なら再設定)
  • 手元になければ iCloud.com から遠隔解除

Q3. それでもダメな場合は?

A. 強制初期化やサードパーティツールはリスクが高い最終手段です。最終的には Appleサポート に相談するのが最も確実で安全です。

iPhoneを探すをオフにできない原因と対処法【早見表】

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原因状況対処法
スクリーンタイム制限設定がグレーアウトして操作できない設定 → スクリーンタイム → 「アカウント変更」を許可に設定
盗難デバイス保護(iOS 17.3〜)自宅・職場以外で操作できない/1時間の待機が必要よく知っている場所で操作/必要に応じて保護を一時オフ
ネットワーク不具合「確認できませんでした」「サーバー接続に問題」などのエラーWi-Fi切替/機内モード切替/ネットワーク設定のリセット
SIMなし・オフライン通信不可で手続きが進まない安定したWi-Fi接続の上で操作(オフライン不可)
MDM管理端末会社・学校貸与で「探す」を変更できない管理者(情シス・学校)に相談(ユーザー側では解除不可)
Apple ID/パスワード不明入力しても通らない/忘れたApple公式で再設定/サポートに相談

なぜiPhoneを探すをオフにできないのか

「iPhoneを探す」は、紛失や盗難時にiPhoneの位置を特定したり、データを保護したりするための非常に重要なセキュリティ機能です。

そのため、オフにする際には厳格な本人確認が求められ、特定の条件下では設定変更が意図的に制限されることがあります。

ここでは、多くのユーザーが遭遇する「オフにできない」状況の具体的な事例と、その背後にある主な原因を一つずつ解き明かしていきます。

  • iPhoneを探すをオフにできない事例
  • グレーアウトして押せない時の主な原因
  • 盗難デバイスの保護機能が影響している?
  • iPhoneを探すをオフにするにはどんな対処法があるか
  • SIMなしのiPhoneだとオフにできないケース

よくある事例とその背景

iPhoneユーザーが「iPhoneを探す」をオフにしようとする際に直面するトラブルは、いくつかの典型的なパターンに分類されます。

最も頻繁に報告されるのが、設定画面(「設定」アプリ > [自分の名前] > 「探す」)を開いても、「iPhoneを探す」のトグルスイッチが薄い灰色で表示され、タップ自体ができない「グレーアウト」という現象です。

他にも、正しいApple IDのパスワードを入力しているにもかかわらず、「確認できませんでした」というエラーが表示される、あるいは「サーバーへの接続中に問題が起きました」といったネットワーク関連のメッセージが出て先に進めなくなるケースも少なくありません。

これらの問題は、iOSのメジャーアップデート直後や、Wi-Fiやモバイルデータ通信が不安定な環境下で特に発生しやすい傾向が見られます。

さらに、特殊なケースとして、企業や学校から貸与されているiPhoneでは、組織のセキュリティポリシーに基づきMDM(モバイルデバイス管理)プロファイルがインストールされており、管理者によって機能のオフが意図的に禁止されていることも原因の一つとして考えられます。

原因別の詳しい対処法

1. スクリーンタイム制限でオフにできない場合

「iPhoneを探す」のスイッチがグレーアウトして操作不能になっている場合、闇雲に再起動を繰り返すのではなく、原因を特定することが解決への近道です。最初に疑うべきはスクリーンタイムによる機能制限です。

これは特に、お子様のiPhoneを設定した場合や、ご自身で誤って設定してしまったケースで見られます。

スクリーンタイムの設定項目の中に「コンテンツとプライバシーの制限」があり、その中の「アカウント変更」が「許可しない」に設定されていると、Apple IDに関連するすべての設定がロックされ、結果として「iPhoneを探す」のスイッチもグレーアウトしてしまいます。

グレーアウトの主な原因をチェック!

  1. スクリーンタイムの制限: 「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「アカウント変更」が「許可しない」になっていないか?
  2. 「盗難デバイスの保護」機能: 自宅や職場など、普段とは違う場所にいる際に操作していないか?
  3. ネットワーク接続の不具合: Wi-Fiやモバイルデータ通信は安定しているか?機内モードになっていないか?
  4. システムの一時的な不具合: iPhoneを再起動すると解決することがあるか?

スクリーンタイム制限の解除手順:

  1. 「設定」アプリを開き、「スクリーンタイム」をタップします。
  2. 「コンテンツとプライバシーの制限」を選択し、もしオンになっている場合は、一度オフに切り替えてみてください。
  3. あるいは、「アカウント変更」の項目を探し、「許可する」に設定を変更します。

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2. 盗難デバイス保護(iOS 17.3以降)が原因の場合

近年最も多い原因となっているのが、iOS 17.3以降で導入された新機能「盗難デバイスの保護」が有効になっているケースです。

この機能は、iPhoneが自宅や職場といった普段利用する「よく知る場所」から離れた場所にあると判断された場合、第三者によるアカウントの乗っ取りを防ぐため、セキュリティを大幅に強化します。

その一環として、「iPhoneを探す」のオフ設定を含む重要な操作に制限がかかるのです。

前述の通り、「盗難デバイスの保護」機能は、「iPhoneを探す」をオフにできない直接的な原因となり得ます。この機能のコンセプトは、万が一iPhone本体とパスコードの両方が盗まれたとしても、最悪の事態(Apple IDのパスワード変更、登録済みデバイスの削除、各種パスワードへのアクセスなど)を防ぐことにあります。

Appleの公式情報によると、この機能がオンの場合、iPhoneが自宅や職場といった「よく知っている場所」から離れていると認識されると、特定の操作に対して生体認証(Face IDまたはTouch ID)を要求し、さらに1時間のセキュリティ遅延(ウェイティングタイム)を課します。(出典: Apple サポート「iPhone の盗難デバイスの保護について」

「iPhoneを探す」をオフにする操作は、このセキュリティ遅延の対象となるため、外出先などで急いでオフにしようとしても、1時間待たなければ設定を完了できません。この仕様を知らないと、「なぜか操作が進まない」「iPhoneが故障したのではないか」と混乱してしまう可能性があります。

自宅・職場などのよく知っている場所以外だと、Face/Touch IDに加え1時間の遅延が発生します。急ぐ場合は該当機能を一時オフにしますが、場所によってはこの操作にも遅延がかかる点に注意。

  • 最も確実:よく知っている場所に戻って操作
  • 事前対策:機種変更前などは必要に応じて一時オフ

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3. ネットワーク不具合でエラーになる場合

Appleの認証サーバーと通信できないと、パスワード入力後にエラーが表示されます。以下の手順で解決を試みてください。

ネットワーク環境の見直し手順:

  1. 接続の切り替え
    • Wi-Fiの電波が弱い、またはモバイルデータ通信が不安定な場合は、接続先を変更してみましょう。
    • 一度「機内モード」をオンにし、数十秒待ってからオフに戻すことで、通信がリフレッシュされることがあります。
  2. ネットワーク設定のリセット
    • それでも改善しない場合は、「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」を試すことも有効です(Wi-Fiパスワードなどの再入力が必要になります)。
  • Wi-Fiの切替(別のAPへ)
  • 機内モードオン→オフで接続リフレッシュ
  • 設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → リセット → ネットワーク設定をリセット

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4. SIMなし・オフラインでオフにできない場合

Wi-Fiに接続していない、SIMカードも挿入されていないiPhoneでは、「iPhoneを探す」をオフにすることはできません。これは、設定変更の最終段階で、そのリクエストが正当なものであることを確認するために、Appleの認証サーバーとセキュアな通信を行う必要があるためです。オフライン状態ではこの認証プロセスが完了できないため、エラーが発生します。

SIMなし端末で操作する際の絶対条件

SIMカードがなくても、安定したWi-Fiネットワークへの接続は必須です。通信環境が全くない状態では、「iPhoneを探す」をオフにすることは原理的に不可能です。作業前には必ずWi-Fiの接続状況を確認しましょう。

SIMカードが物理的に挿入されていなくても、安定したWi-Fi環境に接続されていれば、サーバーとの通信は可能ですので問題なく操作できます。古いiPhoneを下取りに出す前や、家族に譲る前に初期化しようとして、先にSIMカードを抜いてしまうことがよくありますが、その場合は必ず自宅や信頼できる公共のWi-Fiに接続してから「iPhoneを探す」をオフにする作業を行ってください。もしWi-Fi環境が全くない場所でオフにしようとすると、サーバーとの通信が確立できず、エラーメッセージが表示されたり、設定画面が無反応になったりします。

「iPhoneを探す」をオフにするにはオンライン接続が必須です。SIMがなくてもWi-Fi接続さえあれば手続き可能ですが、完全オフラインでは不可。

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5. 会社・学校のMDM管理端末の場合

企業や学校から貸与されているiPhoneでは、組織のセキュリティポリシーに基づきMDM(モバイルデバイス管理)プロファイルがインストールされており、管理者によって機能のオフが意図的に禁止されていることがあります。

MDMプロファイルによりユーザー側の操作が制限されている場合があります。これはセキュリティ設計によるもので、ユーザー側での解除は不可です。

対処:管理者(情シス・学校)に相談し、手順に従ってください。

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6. Apple IDやパスワードを忘れた場合

大文字・小文字・記号の打ち間違いを再確認することから始めましょう。どうしても思い出せない場合は、Apple公式の再設定ページを利用して、パスワードのリセットを行ってください。

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それでも「iPhoneを探す」をオフにできない時の特別な方法

基本的な対処法をすべて試しても問題が解決しない場合や、iPhoneが手元にない、パスワードを忘れてしまったといった特殊な状況下では、より高度な対処法が必要になります。ここでは、そうしたケースに対応するための特別な方法を、リスクや注意点とあわせて解説します。

  • 強制的に解除する最終手段とは
  • iCloudを使った遠隔での解除方法
  • AnyUnlockでの解除は最後の手段
  • 下取り前にオフにし忘れた場合の対応
  • まとめ:iPhoneを探すをオフにできない時の確認点

A. iCloud.comで遠隔解除(手元になくてもOK)

もしiPhone本体が故障して操作できない、紛失してしまった、あるいは売却・譲渡した後に「iPhoneを探す」をオフにし忘れたことに気づいた、といった状況でも諦める必要はありません。パソコンや他のスマートフォン、タブレットのウェブブラウザからiCloud.comにアクセスすることで、遠隔操作が可能です。

【iCloud.comでの解除手順】

  1. ブラウザで iCloud.com にサインイン
  2. 「探す」→ 該当iPhoneを選択
  3. 必要に応じて「このデバイスを消去」→ 完了後に「アカウントから削除」
  1. パソコンや他のデバイスでウェブブラウザを開き、「iCloud.com」にアクセスします。
  2. ご自身のApple IDとパスワードでサインインします。
  3. メニューの中から「探す」(Find My)のアイコンをクリックします。
  4. 地図画面が表示されたら、画面上部にある「すべてのデバイス」をクリックし、デバイスのリストから対象のiPhoneを選択します。
  5. 「このデバイスを消去」を選択して、まずiPhoneを遠隔で初期化します。(このステップが必要な場合があります)
  6. デバイスがオフラインの場合でも、消去処理は予約され、次にそのデバイスがオンラインになった際に実行されます。
  7. 消去処理が完了した後、再度デバイスリストから同じiPhoneを選択し、「アカウントから削除」というオプションが表示されたら、それをクリックします。

この「アカウントから削除」を実行することで、そのiPhoneとあなたのApple IDとの紐付けが完全に解除され、「iPhoneを探す」がオフの状態になります。この方法は非常に強力で便利なため、万が一の時のために必ず覚えておきましょう。

※「アカウントから削除」であなたのApple IDとの紐付けが解除されます。実行後は位置の追跡ができなくなるため慎重に。

B. 強制初期化(リカバリーモード)

通常の操作方法で「iPhoneを探す」をオフにすることが絶望的な場合、いくつかの強制的な解除方法が存在しますが、これらはあくまで最終手段であり、万能ではないことを理解しておく必要があります。

その代表的な方法が、デバイスを「リカバリーモード」にして、MacのFinderまたはWindowsのiTunesに接続し、強制的に工場出荷状態に初期化(復元)するというものです。

しかし、この方法はデバイス上のデータをすべて消去する強力な手段である一方、根本的な解決にならないケースがほとんどです。

なぜなら、初期化が完了し、再起動したiPhoneの初期設定画面(「こんにちは」の画面)の先には、「アクティベーションロック」という最後の関門が待ち構えているからです。

この画面では、そのiPhoneに紐付けられていた元のApple IDとパスワードの入力を求められます。もしアカウント情報を完全に忘れてしまった場合、ここから先に進むことはできず、iPhoneは高価な文鎮と化してしまいます。

アクティベーションロックは、盗難されたiPhoneが第三者に悪用されるのを防ぐための根幹をなすセキュリティ機能であり、正規の手段以外で完全にバイパスすることは極めて困難に設計されています。

MacのFinder/WindowsのiTunes経由で初期化可能ですが、データは消去され、再設定時にApple IDの入力が必須です。根本解決にならない場合もあります。

Apple IDとパスワードが分からないと、たとえ強制的に初期化しても、結局アクティベーションロック画面で立ち往生してしまうんですね。アカウント情報の厳重な管理がいかに重要か、改めて認識させられます。

C. サードパーティツール(例:「AnyUnlock」)

Apple IDやパスワードを完全に忘れてしまい、Appleの公式サポートに連絡しても本人確認ができず、正規の方法ではどうにもならない…といった、非常に限定的で絶望的な状況において、最後の選択肢として「AnyUnlock」のようなサードパーティ製の専門ツールの利用が挙げられます。

これらのツールは、アクティベーションロックを強制的にバイパス(回避)する機能を提供していると謳っています。

しかし、このような非正規ツールの利用は、大きなリスクとデメリットを伴うことを十分に理解した上で検討する必要があります。

非正規手段でリスクが高いため、最後の最後の選択肢としてください(保証・セキュリティ・再ロック等の懸念)。

専門ツール(アクティベーションロック解除)の利用リスク

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リスクの種類具体的な内容
Appleの保証・サポート対象外ツールの使用はAppleの利用規約に反する行為です。使用が発覚した場合、今後の修理やサポートを一切受けられなくなる可能性があります。
セキュリティ上の脆弱性ツールの動作原理は、iOSのセキュリティホールを突くものであることが多く、お使いのiPhoneに未知の脆弱性を生み出し、マルウェア感染や個人情報漏洩のリスクを高める可能性があります。
OSアップデートによる再ロックたとえ一時的にバイパスに成功したとしても、将来的にiOSをアップデートすると、再びアクティベーションロックがかかってしまうケースがほとんどです。そのたびに再度ツールを使用する必要があります。
機能制限バイパス後、通話機能、モバイルデータ通信(SIMを使った通信)、FaceTime、iMessageなどが利用できなくなる制約が生じることがあります。
ツールの信頼性ツール自体が悪意のあるソフトウェアである可能性もゼロではなく、パソコンやiPhoneにさらなる問題を引き起こす危険性もはらんでいます。

これらのツールは、正規の所有者が自身のデバイスにアクセスできなくなった場合の救済策として存在しますが、その代償は決して小さくありません。

Appleサポートへの問い合わせなど、あらゆる正規の手段を尽くした上で、それでも解決不可能な場合の最後の手段と心得るべきでしょう。

D. Appleサポートに相談(最も安全で確実)

あらゆる正規の手段を尽くした上で、それでも解決不可能な場合は、Appleの公式サポートに相談するのが最も安全で確実な方法です。

公式の案内に沿って確実に解決できます。チャット/電話/店舗(Genius Bar)での対応が可能です。

下取り前にオフにし忘れた場合の対応

スマートフォンの下取りプログラムを利用して新しいiPhoneに機種変更した後、「しまった!前のiPhoneの『iPhoneを探す』をオフにし忘れた!」と気づいても、決して慌てる必要はありません。

この状況は頻繁に発生するため、多くの下取り業者も対応に慣れています。解決策は、前述のiCloud.comを使った遠隔での解除方法です。

下取り業者から連絡が来たら、指示に従ってパソコンや新しいiPhoneのブラウザからiCloud.comにアクセスし、Apple IDでサインインしてください。

そして、「探す」機能から下取りに出したデバイスを選択し、「アカウントから削除」を実行します。この操作が完了すれば、遠隔でアクティベーションロックが解除され、下取り業者はその後の検品やデータ消去の作業をスムーズに進めることができます。

下取り業者によっては、この手順を丁寧に案内してくれる場合もありますが、可能な限り、店舗で手続きをする際や、郵送する直前に、端末が手元にある状態でオフにしておくのが最も確実で、お互いにとってスムーズです。

最終チェックリスト:iPhoneを探すをオフにできない時の確認項目

この記事では、「iPhoneを探す」をオフにできない場合の様々な原因と、それぞれの状況に応じた対処法について詳しく解説しました。

最後に、トラブルに直面した際に確認すべき重要なチェックポイントをリスト形式で再確認しましょう。

  •  スクリーンタイムの制限はかかっていませんか?
    → 「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」を確認。「アカウント変更」を「許可」に設定。
  • 「盗難デバイスの保護」がオンになっていませんか?
    → 自宅や職場など、iPhoneが「よく知っている場所」と認識する場所で操作していますか?1時間の遅延が発生していませんか?
  • 安定したネットワーク環境にありますか?
    → Wi-Fiまたはモバイルデータ通信に確実に接続されているか確認。機内モードになっていないか?
  • SIMなしの端末の場合、Wi-Fiに接続していますか?
    → オフライン状態ではオフにできません。必ずWi-Fiに接続して操作してください。
  • 会社や学校の管理端末ではありませんか?
    → MDMプロファイルが原因の可能性があるため、情報システム部門や管理者に相談が必要です。
  • Apple IDとパスワードは正確ですか?
    → 大文字と小文字、記号などを間違えていないか、メモアプリなどに一度入力して確認しましょう。
  • 一度、iPhoneを再起動してみましたか?
    → システムの一時的な不具合は再起動で解消されることがあります。
  • iPhoneが手元にない、または操作不能ですか?
    → パソコンからiCloud.comにアクセスし、遠隔での「アカウントから削除」を試みましょう。
  • 下取り後にオフにし忘れた場合も慌てずに。
    → iCloud.comからの遠隔操作で対応可能です。
  • AnyUnlockなどの専門ツールは最終手段ですか?
    → 機能制限やセキュリティリスクを十分に理解した上での最後の選択肢です。
  • グレーアウトの二大原因は「スクリーンタイム」と「盗難デバイス保護」です。
    → まずはこの二つを疑いましょう。
  • 強制初期化だけでは解決しません。
    → Apple IDが不明な場合、アクティベーションロックは解除できません。
  • 会社や学校の管理端末ではありませんか?
    → MDMプロファイルが原因の可能性があるため、情報システム部門や管理者に相談が必要です。
  • どうしても解決しない場合は…
    → 最終的にはAppleの公式サポートに問い合わせるのが最も安全で確実な方法です。
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